2021年3月15日（月）～3月31日（水）まで、福岡県北九州市による「お試しサテライトオフィス事業」に参加し、約2週間のワーケーションを体験しました。ワーケーションを推進する自治体の事例としては、北海道・長野県・和歌山県・沖縄県などがよく取り上げられますが、アクセスなどのロケーションを吟味し、決定しました。

北九州市のロケーション
市の基本データ（平成31年2月1日）北九州市HP「とうけい北九州」より
▪︎人口　　・・・944,012人
▪︎世帯数　・・430,154世帯
▪︎面積　　・・491.95㎢
▪︎気温（年間平均）・・16.7℃（平成30年）
▪︎年間降水量　　　・・1,599.5㎜（平成30年）

北九州市産業経済局 企業立地支援課の皆様にお世話になりながら、小倉を拠点に地元の方々とお話をさせていただきました。市がおこなう「おためしサテライト実証事業」では、経費補助だけでなく、現地でのコーディネートも対応いただけたので、とても心強かったです。

▪︎ATOMica北九州様
▪︎北九州市U・Iターン応援オフィス様
▪︎ウーマンワークカフェ北九州／若者ワークプラザ様
▪︎北九州市教育委員会様
▪︎北九州コンタクトセンター協議会様
▪︎九州・中国エリアで活動されているキャリアコンサルタントの方々

地元の方々との出会いや繋がりを求める場合には、国や市のおこなう「サテライト実証事業」等から検索されると、はじめての土地でも安心かもしれません。

場所が違うだけで仕事自体に支障はなく、目に映るいつもと違う風景のおかげでリフレッシュすることができました。まさにワーケーションの醍醐味だと思います。

普段と異なる環境に身を置くことで、創造力が刺激されました。レジャー施設等で、企業の役員合宿や集合研修が行われる理由を体感できます。滞在場所選びは、業務効率やリフレッシュ度合いに大きく影響するため、多少コストをかけてでも十分投資対効果があるように思います。満足できる宿泊先を選ぶことを強くお薦めしたいです。

また、滞在中のお仕事環境としては、Wi-Fi環境が整っていることはもちろん、以下も確認しておくと便利だと思います。

▪︎チェックインまで過ごせるワークスペースやカフェ
宿泊施設のチェックインは15時以降というところが多いため、このチェックインまでの時間が手持ち無沙汰にならない場所の確保。

▪︎オンラインミーティングのできる個室
コワーキングでもオープンスペースでは、周囲の雑音が気になることもしばしば。ミーティングスペースが完備されている施設、またはリモートワーク向けの数時間こもって作業ができる宿泊施設も増えているため要チェック。

滞在中の新たな発見や出会いは大切ですが、ワーケーション後の活動の広がりも意識すると、より有意義なものになると思います。その後の弊社の取り組みを参考までに、ご紹介させていただきます。

今回現地でご縁をいただきました方々と連携して、九州エリアでのお仕事を一緒に行っております。弊社クライアントは全国多岐に渡るため、お客様のご要望によりスピーディにお応えするための体制強化につながっています。

約300名のお申込みをいただきましたオンラインイベント『キャリコンフェス』にご登壇をいただきました。全国どこからでも接続できるオンラインの強みを活かして、モデルケースとなる北九州市での取り組みを参加者へお届けすることができました。

北九州市総務局 女性活躍推進課長：谷内 絵理氏
株式会社ウィルフリート 代表取締役：森山 智広氏
九州電力株式会社 北九州支店 人事･業務部 人事労務グループ長：園田 理恵氏
NPO法人ファザーリング・ジャパン九州：木佐貫 純司氏
株式会社スターフライヤー在籍 人財開発コンサルタント：徳田 康子氏

現在キャリコンサロン内にて、note記事の投稿を毎日行っていますが、この活動のキッカケは、北九州市の滞在中にお会いしたタカハシさんです。キャリコンサロン有志メンバーとともに、情報発信を続けております。

ワーケーション導入における企業のメリットについて、
①従業員のモチベーションアップにつながる、②有給休暇の取得率アップが期待できる、③企業のブランドイメージ向上にもつながる、を前編コラムにてご紹介しました。実際に２週間の滞在を体験し、中小企業こそ積極的にワーケーションを取り入れることで、ビジネスチャンス獲得の可能性が高まると感じています。

助成金・補助金の活用、ワーケーションの導入における労務整備、効果的な企画実行など、お役に立てることがあるかと思いますので、お困りごとがありましたら、是非一度ご相談ください。