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HR Column

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【キャリコンインタビュー】飯嶌孝之さん

キャリコンインタビュー

2019.05.04

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キャリコンサロン設立当初からのメンバーで、普段のお仕事でも人事分野の担当として「採用」「人事制度構築」などを中心に活躍されている飯嶌さん。HRラボのキャリアカウンセリング業務も数多く担当しています。飯嶌さんに「キャリコンサロン」に参加されている理由をおうかがいしました。

キャリアコンサルタントになろうと思ったきっかけ

―まずは、キャリアコンサルタントになろうと思ったきっかけを教えてください。

キャリアコンサルタントを取得したきっかけをお話するには 私の経歴もお伝えする必要があります。

私の経歴ですが、大学を卒業して、人材派遣の会社で営業をしていました。入社してすぐ、当時「配属は無い」と言われていた地方に勤務となり、名古屋でスタートしました。今まで実家以外で過ごした経験がなく、初めてのひとり暮らしで、なかなか馴染むこともできずに辛い思いの方が大きかったことを覚えています。

その後、転職して人材紹介会社やネットベンチャーの会社で営業を経験しました。そこで出会った人事コンサルタントをしていた方が、当時はまだ民間資格であった「キャリアコンサルタント」の資格を保有していたことが、大きな転換点でした。

その方は、私も含め社員の相談を親身になって受け、社員から慕われていた方だったのですが、今思えば傾聴力が優れており、共感と受容のスタンスを大切によくお話されていました。社内でも、この方を慕っている方は非常に多かったですね。
その経験から、自分自身も同じように「人をサポートする仕事」に就きたいと強く思うようになりました。

私は人材系の業界の経験は長いものの、学問としてキャリアを学んできていなかったため、しっかりと理論としてキャリアを学ぶために「キャリアコンサルタント」の資格取得を決意したことが最初です。

―キャリアコンサルタントの勉強の中で、特に印象に残っているものはなんですか?

一番印象に残っているものは、キャリアコンサルタントの資格取得に向けての勉強の中では、カウンセリングの練習ですね。試験では筆記と実技とあって、その実技のための練習です。かなり苦戦したことを覚えています。

設定された顧客をイメージして、ロールプレイを何度もおこなうのですが、自分自身のカウンセリングの仕方では、なかなか心を開いてくれなかったり、多くを話そうとしてくれなかったり、そういう人に対してどう話をしていったら良いのか、頭が真っ白になるほどでした。

しかし、何度も練習を重ねるうちに、徐々にスムーズに進むようになり、試験も無事に合格したときは、本当にほっとしましたし、自分自身も成長が少しできたのかなと思っています。
もちろん、全て完璧ではありませんが、ようやく「人をサポートする仕事」のスタートラインに立てた気がしています。

仕事のやりがいと大変さ

―今まで、キャリアカウンセリングもたくさん実施されていますが、その仕事のやりがいと大変さを教えてください。

キャリアカウンセリングのやりがいは、そうですね…。

私が、よく業務として実施するキャリアカウンセリングは、「セルフ・キャリアドック」というもので、企業から依頼を受けて実施するものです。今まで何十回も担当をさせていただきました。

このキャリアカウンセリングは、必ずしも何かしらの悩みやキャリアについて相談したいという人との面談ではありません。
そのため、アイスブレイクから徐々に相手との距離を縮め、気持ちをほぐしてから話を進め、最終的には明日からどうしようか?と、前向きに話が進んだ時はものすごくやり甲斐を感じます。

キャリアカウンセリングは、その方のキャリアを決めたり、指示したりする立場ではないので、最終的には相談者自らが「これからをどうするか」を整理できなくてはいけないのですが、そこまでの話ができると、お互いにいい時間だったのかなと感じています。このような時間を共有できる場面がたくさんあることが、やりがいですね。

逆に大変なところは、何を聞いても反応が薄い時は「大変」というか、結構焦りますね。まさか本当に起こるとは…と(笑)。
ですが、こういったケースも試験対策の中でおこなってきているので対応できていると思います。そんな時でもキャリアコンサルタントとしての基本スタンスである、「受容と共感」を大切に進めていけばなんとかなるものだなとも感じています。

「キャリコンサロン」との関わりについて

―「キャリコンサロン」にはどんな思いで参加されていますか?またどんな所ですか?

まだまだ、キャリアコンサルタントがその資格だけで稼ぐというのは難しい時代です。「資格を取ったけど…なんとか使えないか」という声もよく聞きます。国家資格になってまだ日が浅いので、それは仕方のない事だとも思っています。

ただ、その中でも「キャリコンサロン」は、そのことを真正面から変えていきたいという想いが強い組織だと思います。「無い物を無いで終わらせず、どうやったらあるようになるのか?」そういうことを考える人が多い集団ですね。

自分はその想いに共感しました。まだまだ始まったばかりですが、新しい取り組みもどんどん生まれていますし、勉強会も定期的に行なっています。

そして、じつは私は、代表の塚田さんから宴会部長を命名され盛り上げ役を担っています。また、ゴルフ部も立ち上げ、キャリコン以外での交流も増やして、色んなことが話せるつながりも大切にしたコミュニティにしていきたいなと思います。(ちなみに、ゴルフ部はまだまだ部員が少ないのですが…いずれはコンペをしたいなと密かに思っています笑。)
そして、このゴルフ部は野望がたくさんあり、サロンメンバーだけでなく、協賛・パートナー企業様、お客様も一緒に盛り上がるようなことができればと考えています!

多くの方と一緒になって、キャリコンサロンのメンバーとして、キャリアコンサルタントが活躍できる場面を多く作っていけるようにしていきたいです。

―最後に、キャリコンサロンに興味を持っている方などにメッセージがあればお願いします。

「キャリコンサロン」では、キャリアコンサルタントの資格を取った仲間と共に、しっかりと仕事としても活躍できる世の中にすべく、新しい仲間を求めています。

資格を取って終わりではなく、どうやったら次につなげることができるのか?
一緒に悩んで解決していきたいと思っています。待っていては何も起きないですし、3年後も5年後も変わらない未来です。ですが、今動けば結果は大きく変わると思うので、一緒に楽しく勉強していきましょう!

―本日はありがとうございました。

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