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キャリコンインタビュー
2019.04.21
ママさんキャリアコンサルタントとして、精力的な活動をされている中川さん。 キャリコンサロンでは、「キャリアカフェ」というキャリアイベントも主催されています。今回は、中川さんがなぜキャリアコンサルタントになったのか、キャリコンサロンにどんな思いで参加されているのか取材をさせていただきました。
わたしは前職で、派遣会社の人材コーディネーターのお仕事をしていたのですが、そこでは、仕事に前向きな方もいれば、今は立ち止まってゆっくり考えたい方‥と、さまざまな方々にお会いしてきたんですね。どうすれば皆様それぞれが、自分らしく働く、自分らしくキャリアを創っていけるのかな・・とそんなことをよく考えていました。
そこで、登録に来られるスタッフさん一人ひとりをより深く理解するために「カウンセリング」を強化することを会社に提案し、自分自身がそのカウンセリングを行いました。
苦しい時、うまくいかない時もありましたが、その方の気持ちに寄り添ってカウンセリングを続けていると「また相談に乗ってほしい」「もっと自分のキャリアアップするために、中川さんにアドバイスをもらいたい」という声を多くいただけるようになりました。スタッフの方の人生にキャリアカウンセラーとして関わっていくことで、自分には役に立てる部分があるのではないかと感じるようになりました。このことが原点ですね。
「人」は良い面、素敵な面もたくさんありますし、そうじゃない面もあると思います。
でも、そこをひっくるめてこそ「人」ですし、それぞれ自分の人生を生きていくことに、日々頑張っていると思います。その応援をすることが自分の役割なんじゃないかなと思っています。対人支援のお仕事は一生の仕事にしてきたいな、と強く思っています。そうすると、カウンセリングをするにも背景となる知識や学ぶべきものはまだまだたくさんあるなと思い始めました。
そこで、目指し始めたのがキャリアコンサルタントという資格です。
一番は「ハップンスタンス・ラーニングセオリー」です。これは同じキャリアコンサルタントの勉強仲間ともよく話をしました。
「人のキャリアは計画されたものよりも偶然の出会いによって持たらされるものが大きい。だからこそ、その偶然をチャンスととらえて精一杯活かしましょう」という考えです。実際、今の私があるのも、ハップンスタンスと周りの皆様のおかげだなと思います。
自分がキャリコンサロンのイベントでお話をさせていただく際にも、この理論は必ずお伝えしています。頷いてくださる方も多いんですよ。
また、もう1つ大切にしたいことは、勉強ではないのですが、資格を取るために一緒に勉強をさせていただいた仲間ですね。キャリアコンサルタントって、横のつながりもですが、先に資格を取られた方々との合同勉強会などの縦のつながりも大きいですし、本当に今でもこの出会いはかけがえのない財産になっています。
「キャリコンサロン」のことは友人から紹介してもらい、参加を始めたのですが、単なるキャリアの勉強をするだけの集まりではなく、一人ひとりがプロフェッショナルになりたいと努力されている方が多いことがとても大きな魅力と感じています。
毎月実施される「キャリコンサロン勉強会」も、少人数運営ですので、グループディスカッションもしっかり深くできて、学びが非常に大きいと思いました。
HRラボからいただいたキャリアカウンセリングのお仕事も、キャリコサロンの勉強会で学んだことが非常に役立っていて、業務に即した勉強会をされているなと強く思いました。
また、勉強だけの集まりは、世の中たくさんあるかと思うのですが、その先の「仕事につなげたい」という想いを持って参加されている方が、非常に多いと思っています。
私もキャリコンサロンの活動の中で「事業開発クラブ」という希望制のグループに参加し、いろいろなフィードバックをいただきながら「キャリアカフェ」というキャリアイベントを実施しました。
自分のやりたいことをサポートしてくれる仲間がいることは、大きな学びになる上に、気持ちの上でも強いサポートを感じて本当にありがたいです。
始める前にキャリ コン仲間に言われた一言、「中川さんが、参加者の方の『人生』に敬意を払って、愛を持って寄り添ったらどうかな」というアドバイスをいただきました。この言葉は、今も胸に刻まれています。
まずは、このキャリアを考えるイベントを立ち上げる際に、たくさんの勉強をさせていただきました。
自分でキャリアデザイン研修を受講もしましたし、キャリコサロンにはプロのキャリア研修講師の方も多くいらっしゃるので、仲間の一人にマンツーマンでキャリア研修のいろは講義をしてもらいました。今考えたら、とても贅沢な講義でしたね(笑)
私はイベントをやるなら「何か伝えなきゃいけない」、お金をもらうなら「自分が発信をしなくてはいけない」と最初はそのように考えてしまっていたのですが、
実は逆で「参加者の方に、自らのことをたくさん話してもらったほうがいい。その安心して話せる場作りが肝だよ」というアドバイスをいただきました。
また、やりたいことをやるだけのイベントではなく、事業として考える際の必要な視点のアドバイスをいただきました。
実際にイベントを実施すると、まさにその通りでした。
私はファシリテーターとして、テーマ設定や参加者の方が気持ちよく自分のことを話せるように、ちょっとした声がけや雰囲気作りに重きをおきながら進行させていただいたところ、
イベントとしては成功させることができました。何より、参加者の方の始まる前と終わった時の雰囲気、表情がとっても素敵で、強いやりがい、達成感を感じました。
この経験は、私にとって非常に大きいものでした。そこから、今は自分の仕事が広がっています。
これは嘘でなく、キャリアカフェを実施できて、自分の仕事の幅が広がっていきました。
今はフリーでキャリアに関するお仕事をさせていただいていますが、転職カウンセラーのお仕事を始めることになりましたし、社会復帰支援事業のカウンセリング講師などもしています。繋がりがどんどん広がりました。
「キャリコンサロン」は、自分でやりたいことを考えて、何かを成し遂げたいという人にはとてもいい場所ではないかと思います。
私は、人が誰しも必ず持っている「素敵なところ」「その人にしかない強み」に、その方自身が気づいていただけるような「キャリア支援」をこれからも続けていきたいと思っています。
「キャリア支援」というとハードルが高く感じますが、もっとわかりやすい言葉でサポートできたらいいなと思っています。
「キャリコンサロン」の仲間は、そういったことを一緒になって考えてくれる人がたくさんいますし、様々な強みを持っている方が多いなと感じています。
今、キャリコンサロンでは、+αの力をつけましょう!という話をよく聞きますが、キャリコンサロンには、「キャリコン×出版」、とか「キャリコン×グローバル」等人材業界以外でも活躍されているキャリコンさんも数多く在籍されています。
新しくこれまでにないことをやってみよう!自ら仕事を創り出そう!という素敵な情熱を持った方々が多いです。
そういえば‥先日、新しく始めた転職カウンセラーのお仕事では、キャリコンサロンに所属されているキャリコンさんが、気付けば3人もいらっしゃって!キャリコンサロンの広がりを感じました(笑)
キャリアコンサルタント業界って、今、草創期だと思いますし、そんな時期に自分を成長させていきたいという方にはとてもいい場所になるんじゃないかと思っています。
これからも仲間がどんどん増えていくと嬉しいですね。
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