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2021.05.11
「浅井塾」参加者には毎月のレッスンだけではなく、オンラインコミュニティにて、イベントや学び合いの場の提供、そして定期的な人事コラム配信などを予定しております。早くも第二弾のコラムを公開となりました!
私は2014年以降、2,000人のミドル・シニア社員と向き合ってきました。その間、若手社員からもキャリア相談の依頼を受け、面談をしましたが、その数はせいぜい50人程度。決して多くの若者の相談にのってきたわけではありません。
しかも、私のところに来る若手の多くは、今の会社でのキャリアの築き方の相談が中心でした。なので、近年問題視されている若手の離職の原因は世間一般で語られる「賃金が安い」「昇進が遅れた」「会社の雰囲気が悪い」「福利厚生がショボい」「やりたいことができない」などというものだと思い込んでいました。
2020年、NTTコミュニケーションズにキャリアデザイン室ができたことをきっかけに、若手社員のキャリア面談も体系的に行うようになりました。私が転職に悩む若手社員とじっくり話を聞くようになったのはそれからです。その中で若手の離職理由の本質を私は間違って捉えていたことに気づいたのです。
ベテランや中堅が「今の若者はすぐに会社を辞める」「辛抱が足りない」なんて言っていますが、実は今の若者の方が、ベテランや中堅より「ひとつの会社に長く勤めたい」という思いがよっぽど強かったんです。
「なんか違うんです」「本当にここでいいのかな?って思うんです」「あと40年働くんですよ。そう考えると・・・」というコメントの裏に隠されているもの。それは、「この会社は自分が一生勤めるのに相応しい会社なのか?」という迷いなんです。一生勤めあげる会社。あと40年勤める会社。だとすると、この会社ではないような気がする。一生勤めあげたいと思える会社を選びたい!
だから辞めていくんです。長く勤めたいからこそ早く辞める。辛抱が足りないんじゃないんです。これが辞める理由の本質のひとつ。キャリアの選択を考える上で、極めて正しい判断なんです。
心躍らせて入ってきた会社。つまり、長く強めるのに相応しいと思って選んだ会社なのに、なぜ、すぐにこういうことが起きてしまうのか?
その答えを私はこう考えていますし、多分、この考えを否定できる人は少ないと思います。
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続きは、浅井塾コミュニティ内にて、公開しております。
浅井塾コミュニティ内では、気づきをご共有したり、自分に引き付けて考え、
言語化したりすることでより学びが深まると思いますので、
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3月10日(水)「浅井塾」開講プレイベント~ミドルシニア層のアップデートを実現する『人事担当の5つのしかけ』には、たくさんの方にご参加をいただきまして、ありがとうございました。また早速多くの方よりお申し込みやお問い合わせをいただきまして、大変感謝しております。
特に浅井氏から説明のあった「『ビジトレ』には、まだ自分のノウハウの5%ほどしか書けていない」という言葉…多くの方から反響をいただきました。その残りのまだまだ書ききれていない部分を、この浅井塾ではシェアいただこうと思っています!ぜひご期待ください。
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