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キャリコンインタビュー
2024.06.13
6月某日、HRラボ代々木オフィスに福井市進明中学校の生徒さん5名が職場見学にいらっしゃいました。
進明中学校では主体的・協働的に学び続ける生徒の育成を教育の軸とされており、キャリア教育が充実している学校です。多様な働き方を考える授業がカリキュラムに組み込まれ、その効果は生徒の75%以上が将来の夢や目標を持っていると回答するほど。キャリア教育実践の場として、企業の職場訪問を目的に東京への修学旅行も実施されています。
今回、進明中学校から「東京で働く人(プロ)に出会う修学旅行」を実施する中でHRラボへ企業訪問のご連絡をいただき、HRラボ初となる学生の企業訪問の受け入れとなりました。生徒のみなさん、とても緊張された面持ちのなか、時間をかけて準備してきてくださった自己PRから対談が始まりました。
マネージャー森田鉄平(以下、森田):
自分だけでなくまわりの人も幸せになるように、考え行動することですね。
代表塚田亜弓(以下、塚田):
自分の役割を認識し果たすこと、仲間と共に働くことです。組織なので自分ひとりがスーパーマンである必要はないと考えています。人には必ずその人にしかない能力があり、発揮できる場所があります。適材適所を見極めて、みんながひとつのチームとして最適な場所で働けることを心がけています。
森田:
常に回りを意識し、マルチタスクをこなすことです。仕事はひとりでできるものではないので、だれかのことを気にかけながら、困っていたら助けるし、困ったら助けてもらう。その雰囲気づくりをできることがとても大切です。
塚田:
自分を律すること、自律です。わかりやすく言うと、自分で決めたことをやりきること。自分のベストをつくそうとすることでしょうか。HRラボでは、フルリモートの働き方を採用しており、メンバーは東京、愛知、京都、福岡と各地に在住して仕事をしています。仕事は主体性、自主性に任せて行われるため、セルフコントロールができることが大切なスキルです。
森田:
「チャンスはいつでも来るわけじゃない!」と心に刻み、目の前に出会いを大切にするようにしています。出会った人を大切にすると、つながる仕事や良い出会いがありますから。
塚田:
そうですね、相手に関心を持つことを意識していたかもしれません。人間観察が好きだったので、人の幸せな働き方について考える仕事は天職だと思っています。相手と仲良くなりたいと思ったら、まずは相手の関心事に関心を寄せること。それが人との関わり方のコツだと思います。
森田:
壁を乗り越える時も必要だけど、回り道した方が近道の時もあると、これまでの経験から実感しています。柔軟に課題に向き合い、考えていくことが大切だなと。
塚田:
どんなに辛いことがあっても、「終わりは必ずくる」と信じて取り組んできました。今はさらに「終わりからはじまる」と考えて課題に向き合います。
人生において、転機は何かが始まるときではなく、何かが終わるとき。ひとつのものごとが終わるとき、それ自体を手放すことになります。痛みを伴うこともありますが、空いたスペースには、また新しいものが入ってくる。「終わることで新しく始まる」と考えて、課題に取り組んでいます。
森田:
人に対する興味と、人を巻き込む力だと思います。
塚田:
想像力だと思います。お客様がどう思うか、同僚がどう思うか。それを想像して、行動することが、今後ますます多様な働き方が増えていく中、チームとして働くためにより一層求められていくのではないでしょうか。
対談の後、代々木のシェアオフィスも見学いただき、弊社が取り入れているコアワーキングやリモートワークという働き方についてご紹介させていただきました。これから高校、大学、就職と進む中、どのような働き方を選択し、自分だけの幸せな人生を構築されていくのか楽しみでなりません。企業の多様な働き方をサポートするとともに、自社でもフルリモート、フルフレックスなど多様な働き方を実践しているHRラボの在り方が、生徒さんの未来を創造する一翼に少しでもなれたら嬉しいです。
HRラボは今後も中高生の職業訪問の受け入れを積極的に行ってまいります。10代のみなさんのこれからのキャリアを応援していきます!
〈福井県福井市進明中学校〉
https://www.fukui-city.ed.jp/shinmei-j/about/about.html
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