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セミナーイベント情報
2024.12.21
HRラボ株式会社が主催する「浅井塾」ウェビナーシリーズ全5回、第1弾が12月21日に開催されました。
第1回のテーマは「頼られるキャリアコンサルタント(キャリコン)になるために備えておくべきスキル」です。浅井塾、塾長の考える頼られるキャリコンの定義とはずばり「あなたに相談したい。あなたに相談してよかったと言われる人」。では、あなたに相談したいと頼られるキャリコンになるためにはどんなスキルを身に着けたらいいのでしょうか。当日の内容を一部公開いたします。
3,000人を超える人との面談をしてきた浅井塾長が考える「頼られるキャリコンになるための重要なスキル」は次の3つです。
知識があることは大切ですが、それだけでは頼られるキャリコンにはなりえません。大切なのは、相談者を勇気づけられるトークができることです。そして、そのスキルは自分の面談の中にこそあるのです。「なんか元気がでました」と言われたとき、自分はどんな面談をしたのかを振り返り、言語化しましょう。
自分の中に眠っているスキルを言語化していくと、成功のパターンが見えてきます。オリジナルの成功パターンを溜めて、スキルとするのです。
ミドルシニアの面談にて「〇歳まで頑張ってみましょうよ」と期限を提示するのは浅井塾長がミドルを元気づけるスキルです。〇歳まではがんばるけど、上手くいかなければ違う道も考えてよし、と諦めることも選択肢に入れるのです。期限までは頑張ろうと声がけは、相談者を勇気づけられていることに面談ごとに内省し言語化することで気が付いたそうです。
相談者にリカレントやリスキリングを勧めることがありますが、「そういうあなたはリスキリングをしたことがありますか」と問われたときに、実体験を答えられるキャリアコンサルタントであるかどうかは相談者からの信頼を大きく左右します。頼られるキャリコンとは自分の経験からアドバイスができることなのです。
講座では実際にこんな質問が来たらどう答えるか? と実際のキャリア面談3つの事例を題材にして考えてみました。
他のキャリアコンサルタントと差別化を図り、頼れるキャリコンであるためには、誰もが知りえる表向きの人事運用だけでなく、実際の人事がどう動いているのか内情を理解して、会社の文化に適した回答ができるキャリアコンサルタントである必要があります。講座でしか話せないリアルな現場でのキャリア面談で塾長が行ったアドバイスもお話しいただきました。
「頼られるキャリコンに必要なスキルとは何か?」その答えは、自分の中に眠っています。
面談数が1000人を超え出したとき、元気になったとお礼に来てくれる相談者が増えたのを実感した浅井塾長。その際、塾長がしていたのは相談者のプライベートの目標について一緒に考えることでした。仕事でモチベーションが上がらない人にはプライベートでのわくわくを増やしてあげるというスキルを使ったのです。
そうしたスキルは経験を積むことで得られるものです。ただ回数をこなすのではなく、毎回内省をすること、自分がしたことを言語化しておくことが何よりも重要です。
成功も失敗したと感じた面談も、内省と言語化し、キャリコンとしての原則『基本的に求められているスタイル』から存分に逸脱して、オリジナルの面談スタイルを見つけ出していくこと。そうして経験が積まれると、「私は社員を相談者を元気にすることができる人間だ」と答えることができるようになる瞬間が必ずくるのです。
“経験が浅いので...”という理由で大学でのキャリア支援やハローワークのお仕事も断られたことがあります。どうしたらいいだろう....と悩んでいましたが、とてもスッキリしました!
経験に勝るものはないけれど...レア度で補える!という気づきは私にとっては衝撃かつ希望の光になりました!本当にありがとうございました!
(キャリア支援者)
自身のキャリコンとしての経験を増やすために、いま社内や社外でチャレンジしていることの方向性に間違いがないことを改めて整理できました。響きました。本当にありがとうございます。
(企業人事担当者)
選ばれるキャリコンとして、傾聴よりもより重要なことがあるということをはっきりお伝えいただき、相談者の多様なニーズに対応できる引き出しを多くもつことが大切であることを思い知らされました。
(企業人事担当者)
事例が具体的で、意図されている内容がわかりやすく、納得感がありました。事例を聞いているだけで、自分の引き出しが増える気がしました。自分流の面談スタイルを築いていくプロセスを知れたのがよかったです。
(キャリア支援者)
第2回は 1月25日(土)11時〜12時
『行動変容を促す浅井流キャリア形成支援法①
~「キャリア自律の必要性とその先にある可能性」編〜』となります。
キャリア自律の重要性は理解されつつありますが、その実現には具体的な支援と適切なステップが必要です。この回では、キャリア自律を促すための考え方とその先に広がる可能性について、浅井氏の経験と共に掘り下げます。
【特別公演 第2弾】浅井塾ウェビナーシリーズ「キャリア自律と組織の成長を考える」 〜行動変容を促す浅井流キャリア形成支援法① 「キャリア自律の必要性とその先にある可能性」編 | Peatix
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