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HR Column

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「キャリコンサロン旅部」~大人の社会科見学in福岡~活動報告

セミナーイベント情報

2023.12.02

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キャリアコンサルタントコミュニティ「キャリコンサロン」では、多くのメンバーがキャリア支援力+αの力を目指して「部活動」に参加しています。今回は『旅×キャリア』をテーマに有志メンバーが集まり活動している旅部にて、地元企業様の協力もいただき大人の社会科見学を開催しました。現地の出会いから、感性や人間性を磨き、学びを深めました。

活動概要

日時 2023年12月2日(土) 10:00~19:00
開催形式 福岡県
参加者数 8名(福岡、熊本、長崎、兵庫、静岡、東京)
主催 キャリコンサロン旅部(HRラボ株式会社)

プログラム

◇株式会社グルーヴノーツ様「TECH PARK」訪問
◇吉塚市場リトルアジアマーケットにてランチタイム
◇博多の食と文化の博物館「ハクハク」訪問
◇アセアンプラス株式会社様訪問
◇HRラボ株式会社 福岡事業所にて本日の振り返り

◇株式会社グルーヴノーツ様「TECH PARK」

「豊かで人間らしい社会の実現に貢献する」というVisionを掲げ、お互いの違いを認め、さまざまな価値観が共存することで可能性を広げ未来の豊かさを大きくする。そういった社会の実現を目指すグルーヴノーツが展開するTECH PARKを訪問いたしました。グルーヴノーツはAIと量子コンピューターを世界で初めて商業サービス化した会社です。

コンセプトは「テクノロジーと遊ぶアフタースクール」。働く親にとって、子供を安心して預けられる、楽しく学べる場所があることは、なにより心強いものです。グルーヴノーツ取締役会長の佐々木さんが、ワーキングマザーの一人としてご自身が欲しい場所として作られた場所。家庭でも学校でもなく、子どもたちが個性に合わせてテクノロジーを学ぶサードプレイスとしてのアフタースクール 。

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プログラミング、デジタルアート、デジタルファブ等、テクノロジーと触れ合いながら、スキルだけではなく、生きていく為の様々な力を身につけることがTECH PARKの目的です。これだけと決めつけず、教えられることは何でも教え、教えてもらったことに対し子供たち自身がインプット、アウトプットして、一連事として考えられるようにしていらっしゃるとのことでした。また、これしかないから対処できないとならないよう、どんな環境であっても適応できる力を、自分たちで身につけていく姿勢を重要視されており、まさに子供たちの想像力、発想力等を高めていくことが生きていく力の形成に繋がっていくのだと実感しました。
TECH PARKは、安全にも配慮したつくりとなっており、子供を預ける場所として安心できるスペ―スとなっています。

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尚、多種のコースがありますが、遊びたいという子供、学んでほしいという大人の気持ちにもピッタリの「まるごとお預かり」という体制もあります。一番人気で、子供たちは毎日違うコンテンツで遊び、家に帰ったら寝るだけ!TECH PARKは、子供も成長し、教えているスタッフも子供たちを通して成長する、そのような稀有な場所でした。

また、TECH PARKと同場所にあるグルーブノーツオフィスも、いつでも使えるキッチンや、ボードゲーム等で遊べるスペース、境界線をつくらない作りなど社員が楽しんで開発できるような工夫が凝らされていました。

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佐々木さんがお話されていた、「(カルチャーとして大切にしている)寛容さ」「情報伝達の仕方に合わせた組織づくり」「明日あなたに会いたいと思ってもらえる行動をする」といった意識や取り組み。そしてTECH PARKにおいても、「子供の人生のために続けていきたい。子供の人生にかかわることで、その品質担保はかかせない」と話す佐々木さんの真剣さと覚悟が伝わってきて、様々な立場で集まった参加者の心にそれぞれの思いを呼び起こす時間となりました。

◇吉塚市場リトルアジアマーケット

近隣に住む外国人の方々との共生と共修を目指している市場に、ランチタイムで訪れました。各ブロックからなるアーケードには、アジア各国のお店が並び、お惣菜なども販売されており、美味しそうでランチ前なのに目移りしてしまいました。

また、アジア各国の方々が手を合わせる場所を商店街につくるという取り組みを実施され、ミャンマーのヤンゴン市からお釈迦様をお迎えし「吉塚御堂」として建立されています。私たちも、ランチタイムの前に吉塚御堂に立ち寄り状況に詳しい方から説明をしっかりと受け、この取り組みも、共生の重要な一部分なのだとの理解に繋がりました。

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その後、マーケット内のベトナム料理屋さんに移動し、参加者のベトナム滞在の話を聞いたり、印象を話したりと思いを馳せながら料理を堪能いたしました。

時間的にまだ開いていませんでしたが、旧銭湯がミャンマー料理屋さんとなっており、そこでは日本の文化とミャンマーがどのように影響をあたえあっているのかとても興味を持っています。
互いの文化を尊重しあいながら、共に生きていくために、良好な方法を考え、行動することは言葉にするよりも簡単なことではないですが私たちにとっての「共生」とは、どのような意味をもつのか、考えていくことは大切だと再認識する機会となりました。

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◇博多の食と文化の博物館「ハクハク」

福岡県が誇る名物は数々ありますが、その中でも明太子の認知度は抜群ではないでしょうか。
誰もが知る博多明太子の老舗でありながら、常に挑戦を続け、地域のため、社員のためと走り続ける企業、日本で初めて明太子を製造、販売した株式会社ふくや。
「日本でいちばん大切にしたい会社」を受賞した、創業者の物語を知り、ふくやの想いが詰まった博物館見学をきっかけにその魅力を発見したい。そのような思いから博物館を訪問し、見学を実施いたしました。

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時間的に実際の明太子づくり作業はほぼ終了していましたが、見学ルートにはその詳細が示され、また明太子(模型)の重さを使ったコーナーなど、見学に来た方が楽しめながら知見を深められる展開となっていました。
私たちも、観察しながら、読みながら、触りながら、こだわりや技術に驚き、また創業者の思いに共感しながら、学びを深めることができました。

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「あんたんとこもつくればいいやろ」と苦労して作り上げた味を惜しみなく他に教えたり、「元祖と書いても味が良くなるわけじゃない。その時々に一番おいしいところがナンバーワンでいい。」と美味しいものを届けることが一番大事なことだという利他の心など、純粋に見習いたいと感じ感銘をうけています。

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見学後は、お土産タイム!ハクハク限定商品を購入してほくほくしながら博多に戻りました。

◇アセアン・プラス株式会社

アセアン市場進出を目指し、人材支援、業務改善支援、IT導入支援等の事業に携わる企業を訪問いたしました。人を活かす人材活用支援と、アセアンという地域を活かす地財活用支援を通し、人と企業とアセアンを繋ぎ、またビジネスマッチング、プロシェアリング等多様な事業も展開しています。共通しているのは、「人」「企業」をつなげるという志!

経営者の小玉さんから、これまでのご経歴や現在の事業につながるまで、そしてこれからの展望等を伺いました。若い頃に社長になる!と決めてから、本を読むこと、新聞を読みことや人とのコミュニケーションに時間を費やしてきたこと、カッツモデルを重要視してきたこと等、強い意志をもちながら多くの学びや経験を経て「人に会いたいと思ってもらえる人になる」ことを体現してきたこれまでが伝わってきました。

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支援には「人」の存在はかかせず、だからそこ「俺が俺がの我を捨てて、お陰お陰の下で暮らせ」という言葉をモットーとし、「感謝に敵なし、感謝に限りなし」と信じ日々経営に携わっていらっしゃるそうです。
対面で人に会うという機会は、やはり強いエネルギーを持っていると実感されているそうで、そのエネルギーをパワーに変えながら今後も人や企業を繋ぎ活躍する人々を増やしてくださるものと確信しています。

小玉さんのお話を伺い、その腰の低い穏やかなお人柄に惹きつけられながら、どのような立場にたったとしても、謙虚な姿勢を忘れず、人と出会いを大切にし自分にできる最大限の支援をしていくというキャリアコンサルタントとしての立ち位置を、改めて深く考える機会となりました。

まとめ

今回の参加者は、経営者、フリーランス、企業人事等、様々な働き方、職種を担っている方々が集まりました。

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参加者が自身で考え、自分にとっての学びや価値を持ち帰るという趣旨で実施された社会科見学。訪問した場所にすべてにおいて、偶然にも「人を大切にする」「人を活かす」「人のために」という「人」というキーワードが盛り込まれているように感じました。それぞれが自分の立場に置き換えて、モットーや目標を改めて振り返る良い機会であったと同時に、今後の自身のキャリアにおいて現地にて直接お話を伺えたことを念頭に置きながら、私たち自身が前向きに進む為のとても有意義で貴重な経験であったと考えています。

参加者の声

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・「寛容さ」が今日のテーマだったように感じた。世の中が変わってきた。
・楽しく充実した1日でした。
・立場的に迷いや悩みも多くある中で、同じように迷ったり悩んだりしていらっしゃるのだと、自分だったらどうするかと考えが深まった。
・長く経営をされている方の思いと事業のドッキングしている話を聞けて非常に勉強になった。
・実際に話を聞き、またその感想や意見をその場でシェアできる機会があってよかった。
・信用が大事!等々